食事宅配サービス

介護食や療養食の宅配サービスも増えてきました。
大手企業も力を入れている分野なので、
サービス内容も充実してきています。

お好みや病状に合わせた献立やカロリー計算だけでなく、
料金、配達時間、配達スタッフなど、
あらゆる点で工夫されています。

以下、主なサイト(全国対象)

■生協の宅配
 http://www.coop-takuhai.jp/
■ワタミの宅食
 http://www.watami-takushoku.co.jp/
■メディカルズ本舗
 http://www.e-medicals.jp/
■メディカルフードサービス
 http://www.medifoods.jp/


「あいーと」のご紹介

やっぱり、食事は見た目も重要です。やわらかいだけではなく、目で見て楽しむことも大切なことですよね。

摂食回復支援食「あいーと」は、イーエヌ大塚製薬が病院食として製造していましたが、評判になって市販されるようになり、どんどんファンを増やしています。

酵素を使った技術で食材を舌でも潰せる軟らかさにしたものですが、「あいーと」がすばらしいのは、見た目もふつうの食材のままなことです。料理のメニューも和食・洋食・中華と豊富で、飽きにくい食事を提供しています。

詳細やご購入は、ホームページで確認してください。

http://www.ieat.jp/index.html

味付けの工夫

お年寄りは、濃い味付けを好むようになると言われます。これは、身体の機能が低下するため、味覚も鈍くなるからです。

おいしく食べてほしいけれど、そうすると塩分の取りすぎなどが問題になってきます。

そこで思い出して惜しいのが、味覚とつながっている嗅覚です。つまり、「香り」ですね。香りの強い香草、シソやニンニクなどを増やしてみると良いでしょう。辛い物が大丈夫な方は、ワサビなどもよいかもしれません。

他にも、料理に使うだしを多めにとるなどの工夫も必要です。
タグ:味付け

ユニバーサル・デザイン・フード

市販されている介護食品は、通常、「ユニバーサルデザイン」を基に調理・加工されています。これは、高齢者など噛む力や飲み込む力が弱まっている方を対象とされて作られた食品で、「かたさ」や「粘度」に応じて4段階に分かれています。

商品には、「UD区分」というロゴマークがついています。


「介護商品」紹介ページへ

→ UD区分1「容易にかめる」
→ UD区分2「歯ぐきでつぶせる」
→ UD区分3「舌でつぶせる」
→ UD区分4「かまなくてよい」


ユニバーサルデザインフード詳細は、日本介護食品協議会のホームページをご覧ください。

http://www.udf.jp/

調理の工夫

●「とろみ」をつける

お年寄りは、飲み込む筋力が衰えているため、
ものを飲み込むとき、よくむせてしまいます。
さらに、食べ物がのどに引っかかったり、
つまったりすることもあるので注意が必要です。

対策としては、
食べ物に、市販されているとろみの素や片栗粉などでとろみをつけるようにします。
お茶などの飲み物にもとろみをつけるとむせにくくなります。

●ミキサー、フードプロセッサーを使う

食べ物は、できるだけ細かく、できればかまずに飲み込めるようにします。
毎回、包丁で材料を細かくしたり、裏ごししたりするのは大変なので、
調理にミキサー、フードプロセッサーを使うとよいでしょう。

コツとしては、料理を一度にミキサーにかけず、
材料をひとつずつミキサーにかけると、
それぞれの味がそこなわれにくいので、
おいしく食べられると思います。

→ 介護商品「フードプロセッサー」

→ 介護商品「コンパクト・フードプロセッサー」
タグ:介護食