言語聴覚士は、言葉を話したり、聴いたり、食べたり、飲んだりという動作に障害のある人に、その機能を回復、向上させる訓練や指導を行います。
資格取得は、理学療法士や作業療法士と同じく、養成校を卒業後に試験を受験して合格したとき、与えられます。そして、他の2つに比べて、言語聴覚士は数が少ないということです。
主な職場は、病院など医療機関、高齢者や障害者対象の福祉施設のほか、学校などの教育機関にも必要とされています。
言語・聴覚・嚥下障害は、身体や脳の病気、手術の影響、ケガ、老化と様々な原因で起こります。耳が遠くなったり、適切な言葉が出てこなかったり、よく声がかすれるなどという症状は、誰にでも起こることです。しかし、深刻になると人とのコミュニケーションにも支障をきたし、スムーズな社会生活ができなくなってしまう事態にもなるのです。